春日井サボテンこだわり商店

愛知県春日井市勝川大弘法通り商店街のサボテン商品と 地域特産品を扱うアンテナショップです

愛知県春日井市勝川大弘法通り商店街の
サボテン商品と地域特産品を扱うアンテナショップです

宮城南三陸町「福興市」に参加しました

被災された地元の商業者さんたちが自ら町の復興を目指して市場を開催すると聞き、開催第2回目のなった「福興市」に春日井商店街連合と春日井ラーメンがんこ会のメンバー中心に参加してきました。

28日朝出発し12時間後の夜10時過ぎに南三陸町に到着、翌朝7時に会場となった志津川中学に入り、14時にイベント終了、片付けをして17時近くに会場出発、春日井に着いたのが午前4時近くでした。当日は、台風2号の影響で朝から小雨が降るあいにくのお天気でしたが、北海道、山形、長野、福井、大阪、兵庫、岡山、島根、愛媛、鹿児島そして愛知春日井から応援がぞくぞくと集まり、威勢のいい声が各テントから飛び交いました。

春日井部隊も張り切って市を盛り上げます。

数日前から仕込んだとんこつスープを缶に詰め、麺を茹でる水も全部春日井から持ち込み、500食分の麺、チャーシュー、ゆで卵、メンマ、そしてサボテンの「どろ」もセッティング。「サボテンラーメン?」っと各メディアのカメラがラーメンを覗き込みます。

勝川駅東商店街の花屋さんが供花とお線香、モンシェルさんの「サボテンのラスク」と自家製パン、水徳さんの「サボテンアイス」と「勝っぷり」プリン、協賛いただいた新鮮野菜もとりそろいました。「お供えの花でも明るい華やかな元気がでそうな花を持ってきました」と「花の永井」さんの読みどおり綺麗な花から次々と売れました。焼きたてロールパンやクロワッサンも人気がありましたが、小寒い気温でも「勝ちっぷり」プリンとサボテンアイスもよく売れました。避難所にいては食べられないモノだったそうです。

被災後、南三陸町と同じく物資を贈っていた気仙沼の自主避難所に地元のサッカーチームのコーチお父さんがいらっしゃるのがわかり、私の主人が関わっている小牧市のサッカーチームを通じてサッカーボールやスパイク練習着などを送ってた気仙沼・鹿折(ししおり)FCの監督・コーチ・子どもたちが、わざわざ会場に来てサボテンラーメンを食べてくださいました。子どもたちの顔を見たら逢えたのが嬉しくて泣きそうになるのを我慢しました。「気仙沼もひどいけど、ここも大変な被害ですね・・・」と震災後初めて南三陸にいらしたそうです。

そして、今回一番逢いたかった「及善蒲鉾店」社長及川さん。この「福興市」の実行メンバーです。おととしの暮れに「笹かまぼこ」をはじめとした蒲鉾で「おでん」を作って弘法市で販売しました。震災当日も一番に気になった方です。及川さんに会って泣きそうになりましたがご本人がとても気丈でこちらが励まされた感じでした。

そして忙しい会場を抜けさせてもらって、6年前志津川で行われた「全国リサイクル商店街サミット志津川大会」の実行委員長だった昆野さんの店のあった場所まで親戚の方に案内してもらってお花と線香を手向けさせてもらいました。

お店のフロアの跡とわかるだけ・・・・ただ、ただ、立ちつくすだけで言葉にもならない光景です。同じ場所にいらしたとされる奥様とお母様がまだ見つかってないとのことで残されたご遺族の方の心情を思うといたたまれません。ご冥福をお祈りするばかりです。

こんな状況であっても地元の方々は、前を向き町の未来を考えて「復興」ののろしを揚げ、「福興市」を開催されたのです。

車で片道12時間、6時間ほどのイベント参加でお手伝いになったかわかりませんが、地元の方々の気持ちと、全国からの応援エールを肌で感じられただけでも勉強になりました。そしてこの日の売り上げは全額主催者へ寄贈されました。

春日井商店街連合会、春日井ラーメンがんこ会の皆様、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。