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個人的に、この花が大好きです。
レッドデータブックで絶滅危惧種A類に指定されている「マメナシ」の花が満開になりました。
桜は下を向いて咲きますが、マメナシは空を仰いで咲きます。
私の住んでいる愛知県小牧市には、マメナシの自生地が市の指定地として保護されています。
その自生地を囲むように工業団地が出来てしまい、いつどうなるかわからない環境です。
いつまでも見守っていきたいです。
一週間前はこんな感じのつぼみでした。
昨日4月10日は一番の見頃となっていました。
マメナシ 学名 Pyrus calleryana (英名はない) 科名・属名 バラ科 ナシ属 日当たりの良い湿地周辺などに自生する落葉高木。約1万年前の氷河期から生き残った品種とされ、梨の原種とも言われている。レッドデータブックで絶滅危惧種A類に指定されている。国内では愛知、三重に自生している。果実は直径1cmほどのほぼ球形をしている。
自生しているものは450本ほどしかなく、そのうち20数本が小牧市内にある。また天然下種更新(てんねんかしゅこうしん・種が落ちて一人生えして大きな木まで生長すること)をしている自生地は全国に6箇所しかなく小牧の自生地はとても大事な場所である
秋には、長十郎梨そっくりな小さな実をつけます。「まずくて鳥も食べない」らしく、今年は「落ちない実」がそのままになっていました。
そのせいか花付きも今年は良くないようです。
マメナシには、つぼみの時はピンク色している木と真っ白な木とあるのですが、咲いてしまうとどれも白くて見分けがつかなくなってしまいます。色の違いも個体差でしょうが、マメナシに対する文献が少なく詳しく解明されてないそうです。
花が咲いている時期でないと「マメナシの木」だとわかりにくいため伐採されてしまったこともあります。
いつまでも可憐に咲いていてほしいと願うばかりです。
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